目の疲労、その他、守備範囲の広いポリフェノール

1、アントシアニンの幅広い効能

 

 

 

主に、目の疲労に効果があることで有名なアントシアニンですが、
主要なポリフェノールのひとつにつき、
それだけに留まらず、以下のような幅広い効能を有しています。

 

 

・ロドプシン再合成の促進

 

・視神経再生

 

・活性酸素の除去

 

・循環器機能の改善
 (HDLコレステロール増加・LDLコレステロール減少・血圧上昇抑制)

 

・肝機能障害の回復

 

・コラーゲン再生

 

・抗炎症

 

・抗潰瘍

 

・抗アテローム(皮膚の中に生じた角質がたまった袋)硬化活性

 

・抗発癌活性

 

 

 

目の疲労については、やはりロドプシンの再合成が注目に値します。

 

その仕組みは以下のようになります。

 

まず、物が見えるのは、網膜にあるロドプシンという感光色素が光の刺激で分解され、
その変化が脳に伝えられるからです。

 

分解されたロドプシンは再合成されるのですが、
目が疲れていたり、長時間強い光の刺激を受けていると、
その感受性が鈍って見えにくくなります。

 

 

ここで、アントシアニンの登場となる訳です。

 

アントシアニンがロドプシンの再合成を早める働きがあることで、
目の疲労を抑えるという効能。

 

この効能を応用して、
眼精疲労や視覚機能の改善、
糖尿病性網膜症、白内障、緑内障、仮性近視等の治療に
利用されています。

 

 

ただ、IT化の目疲れに加えて、ストレスや電磁波といった
今日の現状に即して考えれば、

 

ロドプシンの再合成促進に加えて、
抗酸化の効能も大きいと言えます。

 

 

 

なお、老化・病気・疲労の元凶である
活性酸素や抗酸化について興味をお持ちの方は、

 

 

当サイトのこちらのページをご覧下さい。

 

 

2、戦後のアントシアニン研究、小史

 

 

ここでは、アントシアニン研究の歴史について、簡単に説明します。

 

1915年以来、ブルーベリーの研究は進展しているそうですが、
恐らくそれとは別の次元で、

 

野生のブルーベリーが目に良いことは
かなり以前から経験的に知られており、

 

パイロットやトラックの運転手等にも勧められていたそうです。

 

 

1960年代後半にフランスとイタリアの何名かの研究者が
この事実にを向け始めたのですが、

 

興味深いのは、この研究の動機となった逸話です。

 

 

 

 

charlieefford様(改変)

 

 

戦時中のイギリスの戦闘機のパイロットが
夜間飛行で「薄明りの中でものがはっきり見える」と言ったこと
であったそうな。

 

 

御参考までに、当時の夜間戦闘機で多かったのは、

 

大抵は写真のような双発(ふたつの発動機)で
複数名の戦闘員が搭乗するタイプです。

 

 

当時の空中戦は、レーダーは未熟で、
現在のような自動制御システムもなかったことで、

 

巡航や敵機の発見は、人間の五感に頼るところが大きかったのです。

 

加えて、夜間ともなると、昼間に比べて極端に視界が悪いことで、
後方の監視・防空は操縦士以外の要員が担当しました。

 

 

こうした事情も、
ブルーベリーが人々の耳目を曳く(ひく)ことと
無縁ではなかったはずです。

 

 

ところが、この話、紛らわしいことに、

 

イギリス軍がドイツに対して自国のレーダー開発を隠蔽するために
件のパイロットに大量にブルーベリーを食べさせ、

 

視界が効くのはレーダーの効果ではなく、
ブルーベリーの効果だ、と言わしめた、

 

という情報戦説も耳にします。

 

 

さて、この辺りの話は、
サイト制作者の知る限りでは逸話の域を出ません。

 

 

 

 

 

しかしながら、事実の話としては、
1964年には、ブルーベリーの摂取によって視力が回復し、夜目が効く(暗順応)、
という臨床データが発表されました。

 

 

加えて、ほとんど同時期の1960年代の後半には、
先述の血管の保護や抗酸化といった
アントシアニンの幅広い効能が解明されました。

 

 

その後、1976年には、
イタリアでアントシアニン配糖体を利用した医薬品が開発されています。

 

 

なお、先述のロドプシンの再合成が解明されたのは、
1990年代のことです。

 

 

3、アントシアニンを含む食品とブルーベリーの含有量

 

 

アントシアニンを含む食品は、以下のようになります。
特徴としては、水に溶けやすく、青・赤・紫の色を出すことです。

 

黒大豆
小豆
紫いも
赤キャベツ
ブドウ
イチゴ
モモ
スモモ
カシス
サクランボ
イチジク
ベリー類
クワの実
リンゴ
ザクロ
マンゴー

 

 

特に、ブルーベリーにアントシアニンの含有量が多いのは有名ですが、
その種類は15種にのぼります。

 

また、含有量はブルーベリーの種類により異なりますが、
多いのはビルベリーです。

 

なお、野生種は栽培種に比べて10倍の含有量があります。

 

 

粉末等で摂取する他、
もう少し手っ取り早い方法としては、サプリメントを利用する手もあります。

 

野生種のブルーベリーのものを手っ取り早く摂ることに加え、
果物の摂取の宿命である糖分の過剰摂取を回避出来ることでしょう。

 

 

 

例えば、以下の「スマホえんきん」は、
アントシアニンの含有量が多く、デスクワークの疲れ目対策に適したサプリです。

 

試飲レビューはこちらのサイトをご覧下さい。

 

 



 

 

 

 

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【主要参考文献】

 

梅田達也『植物のくれた宝物』
中川和宏『パソコン・スマホの「疲れ目」「視力低下」脅威の回復法』
主婦の友社『疲れ目・視力減退にぐぐっと効く本』
日本サプリメント協会『サプリメント健康事典』


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